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2009年09月04日

[タンパク質と蛋白尿]

タンパク質と蛋白尿

タンパク質(蛋白質)というのは『蛋白質・脂肪・糖質』の三大栄養素の一つであり、タンパク質は20数種類の『L‐アミノ酸』が特定の配列順序で結合することによって作られる。『蛋白質』の『蛋』は『卵』のことを意味しており、『蛋白』とは『卵白』のことであるが、卵白がタンパク質を主成分としていることからタンパク質という命名が為された。L-アミノ酸が複数、連結(重合)した高分子化合物であるタンパク質(プロテイン)は、非常に複雑な立体構造を持っており、幾つかのアミノ酸が結合した高分子化合物のことを『ペプチド』と呼ぶことがある。

タンパク質は生命体の基本的な構成要素であり、人間の『皮膚・筋肉・毛髪・爪・血液』などもタンパク質から構成されており、タンパク質は細胞の原形質の材料になっている。タンパク質は、脂肪や糖質と違って『窒素』を含む高分子の化合物としての特徴を持っている。タンパク質が不足すると貧血・疲労・衰弱などの体調不良が起こってくるが、タンパク質を多く含んだ食品としては、卵・牛乳・豆・肉類(牛・豚・鶏)・魚介類などがある。

『蛋白尿(proteinuria)』とは尿中にタンパク質が排泄される症状であり、腎臓系の疾患の徴候として蛋白尿が現れることがあるが、健康な人でも肉類の大量摂取をした時や激しい運動をした後に、一時的に蛋白尿が見られることもある。

しかし、一般的には健康な人は、腎臓によってタンパク質が濾過されるため、尿中にタンパク質が排出されることはない。病的ではない健康な人に見られる蛋白尿のことを『生理的タンパク尿』と呼び、生理的タンパク尿には『起立性タンパク尿・体位性タンパク尿・運動性タンパク尿』などがある。

病理的なタンパク尿には『腎前性タンパク尿・腎性タンパク尿・腎後性タンパク尿』があり、風邪による高熱や水銀サルファ剤の中毒によってタンパク尿が排泄されることもある。

『腎前性タンパク尿』というのは、腎臓に到達する前の血液に大量のタンパク質が含まれているもので(多発性骨髄腫などが原因になる)、腎臓の処理能力によって十分にタンパク質を濾過できないものを言う。『腎性タンパク尿』というのは、腎臓の糸球体の濾過機能が低下したり異常を起こしたりして発祥するもので、ネフローゼ症候群(腎臓の糸球体の機能障害)や慢性腎臓疾患、アルポート症候群などが疑われる。『腎後性タンパク尿』というのは、血液が腎臓を通過した後に起こるタンパク尿で、『尿路感染症(尿道の炎症)・尿路結石』などが疑われる。

タンパク尿は、腎臓疾患を初めとするさまざまな疾患の徴候として出現することがあり、血液中から大量にタンパクが排泄されると『全身疲労感・倦怠感・貧血』などの症状が出てくるので、タンパク尿を発見した時には早期に適切な治療を受けることが大切である。



posted by ESDV Words Labo at 14:35 | TrackBack(0) | た:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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