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2010年01月12日

[DINKS(Double Income No Kids:ディンクス)とDEWKS]

DINKS(Double Income No Kids:ディンクス)

DINKS(ディンクス)とは、子どものいない共働きの夫婦世帯やそのライフスタイルのことである。DINKSは「Double Income No Kids」の略称である。夫婦それぞれが職業生活をしているので二つの収入源(ダブルインカム)があるが、子どもがいないために一般的に『可処分所得』が多くて『消費性向』が高いといわれている。子どものいない全ての夫婦を指す場合もあるが、狭義には意識的に子どもを持たない選択をしている共働きの夫婦のことをDINKSと呼ぶことが多い。

かつては結婚した夫婦は『子ども』を持つのが当たり前(誰もが自分の子どもを欲しいと思うはず)という社会通念があったが、意識的に子どもを持たない選択をして二人だけの共同生活を楽しむ夫婦が出てきたことで『DINKS(ディンクス)』という社会学的な用語が使われるようになった。DINKSの夫婦が子供を持たない理由はさまざまであるが、双方が職業キャリアを継続したいと願っていたり、子ども・育児自体に関心(欲求)が少なかったり、子どもそのものが好きではなかったり、夫婦だけの生活をのんびり楽しむことに価値を見出していたりといった理由がある。

夫婦が子どもを欲しいと望んでいるのに、子どもをなかなか妊娠できない不妊症などのケースは、DINKSの定義には通常含まれない。1980年代前後までは、サラリーマンの夫・専業主婦(パートの妻)・子どもからなる『核家族』がベーシックな家族形態であったが、夫婦双方が職業キャリアを持つことが増加したことで『DINKS』が増加する基盤が形成されたといわれている。近代社会では、大家族(複数世代の直系家族)から核家族への移行が進んだが、『親子間のつながりがある核家族』から更に『夫婦間のつながりのみのDINKS』が派生してきたことにより、人口・労働力の再生産に悪影響がでるとの見方もある。

DINKSの価値観は『子孫や血縁の継承・家族の増加』よりも『個人の自由・夫婦の楽しみ・レジャー』を重視するというものであるが、未婚化・晩婚化・DINKSが少子高齢化の要因にもなっている。

しかし、DINKSのすべてが豊かな経済生活ができる職業キャリア(大企業勤務・公務員・専門職)であるわけではなく、低所得者同士の共働きで十分な所得が得られず、経済的不安のために育児を断念しているケースも少なくない点に注意が必要である。未婚化・晩婚化・DINKSの原因には、『非正規雇用や無職者の増加・失業リスクの増大・平均所得の低下・職業能力(稼得能力)の停滞』など複数の貧困や困窮に関係した要因も絡んでいるのである。

DINKSの対義語として『DEWKS(デュークス)』という用語があり、これは『Doube Employed With KidS』の略称である。夫婦が共に職業活動をしていて子どもがいる世帯やライフスタイルのことを『DEWKS』と呼んでいる。在宅やSOHOで仕事をしている子育て中の母親のことを『Wham'ers(work at home mom)』といい、専業主婦で子育てをしている母親のことを『Sahm'ers(stay at home moms)』ということもある。

posted by ESDV Words Labo at 23:02 | TrackBack(0) | て:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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