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2010年05月17日

[適性検査(aptitude test)]

適性検査(aptitude test)

『ある特定の課題・活動』を適切に遂行するために必要な能力や技術を習得する可能性のことを『適性(aptitude)』という。簡単に言えば、適性とはある仕事や課題に対する『向き・不向き』のことであり、適性が高ければその仕事・作業の課題を達成しやすくなり、その仕事領域・作業分野への適応性も高くなるのである。『広義の適性』と言うときには、仕事領域や職業分野全体に適応しやすいかどうかという基準で考え、『知能・体力・性格特性・興味関心』などがその適性に関係してくる。

『狭義の適性』と言うときには、特定の活動・課題を効果的に遂行できる『特殊能力・特別なスキルの有無』が問題にされることが多い。この特殊能力や特別なスキル・経験を総称する言葉として『特殊性能(specific ability)』という概念が用いられることがある。

広義の適性を判定する時に用いられる適性検査は、『体力・体格・生理・感覚・運動・知能・性格・興味関心・価値観』などの幅広い分野に及ぶ検査である。狭義の適性となる特殊性能を判定する時に用いられる適性検査は、専門性が高くなる傾向があり、『運動能力・計算能力・機械やIT機器の操作・自動車や航空機の運転・音楽・芸術・外国語・物理学や生物学の実験』などさまざまな専門分野の適性検査が存在していて形式化されている。

アメリカ労働局が作成して日本でも厚生労働省が編集している『一般適性検査(GATB:General Aptitude Test Battery)』が適性検査としてよく知られている。日本の就職採用試験でも用いられるリクルートマネジメントソリューションズが開発した『SPI(Synthetic Personality Inventory)』なども適性検査の一種である。

一般適性検査(GATB)で測定されるのは『一般知能(G)・言語能力(V)・数的能力(N)・空間的能力(S)・形態知覚(P)・書記的能力(Q)・運動調整(K)・指先の器用さ(F)・手の器用さ(M)』という9つの項目である。SPIで測定されるのは『計数・言語・性格』という3つの領域の適性・能力である。これらの適性検査は、職業活動に適応しやすいか否かや職場の人間関係に適応しやすいかどうかなどを判定する場合に用いられ、主要な職業能力や職場適性のパターンを分析することができると考えられている。

適性検査の種類には『職業適性検査・進学適性検査・芸術性(音楽性)適性検査・専門職や管理能力の適性検査』など様々な種類がある。適性検査は『募集している職務要件に適応した人材の選択』『職務に対応した適材適所の人材配置』に用いられることが多いが、能力開発・組織編制やカウンセリングに応用されることも少なくない。『適性検査』のみによって、その人の職業活動への適性や将来の能力水準を確実に予測することはできないので、適性検査の結果や傾向は『目的遂行のための参考』として活用することが望ましいと言えるだろう。

posted by ESDV Words Labo at 08:49 | TrackBack(0) | て:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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