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2010年07月25日

[企業組織のトップマネージメント(top management)・トップダウンとボトムアップ]

企業組織のトップマネージメント(top management)・トップダウンとボトムアップ

企業は経営・財務・業務・労務・人事などを管理(マネージメント)するが、その管理手法は『トップダウン』『ボトムアップ』に大きく分類される。トップダウンは経営者(上位者)が部下(下位者)に対して一方的な指示・命令を出す中央集権的な管理手法であり、原則として部下が経営者に対して反対意見(異論・提案)を申し立てることは許されない。

経営者(上位者)が経営目的・数値目標を設定して、その目的を達成するために部下に命令・指示を出して従わせるというのがトップダウンであり、トップダウンの長所は判断・指示にブレがないので『一貫性のある経営計画・商品開発・営業活動』を迅速に推進しやすいということである。

スピーディーな意志決定と一貫性のある経営判断というのがトップダウンの強みであるが、その短所としてはトップの経営判断が間違っている時にでも軌道修正ができず、『現場の生の声』を経営に反映しにくいということである。

ボトムアップは経営者が『現場(従業員)の多様な意見』を聞いて集約し、その有効な部分を実際の経営計画・営業活動にダイレクトに反映していくという管理手法である。ボトムアップの長所は、実際に顧客・取引先と接している営業マンや工場で働いている従業員の『経験に根ざした意見・提案』を聞くことができ、『現場の改善・改革』を進めることで生産性・営業成績を高めやすくなるということである。

反対に、ボトムアップの管理手法の短所(欠点)として、多様な従業員の意見をまとめ切れずに経営判断が混乱しやすいこと、従業員ひとりひとりの労働意欲や改善の視点が無ければ『現場の生産性の向上』に結びつかないことなどが上げられる。それぞれの従業員が企業活動への貢献意識を持ち、現場の環境・手法を改善していこうとする意志を持つ時に、ボトムアップの管理手法は最大の効果を発揮するのである。

トップマネージメント(top management)というのは、企業の最高意志決定層・最高経営責任者のことを意味し、米国型コーポレートガバナンス(企業統治)ではCEO(Chief Executive Officer)のことを指す。トップマネージメントであるCEOは、企業の経営実務に責任・権限を有しているが、企業の所有者である株主が選任する取締役会から信任・権限委譲を受ける必要があり、不信任となればCEOの役職を解任されることになる。

米国型コーポレートガバナンスでは企業の『所有(株主)』『経営(CEOなど経営陣)』を分離して考えるが、企業の所有者は株主であり株主が取締役を送り込んで取締役会に自らの利益を代弁させることになる。

取締役会は企業経営の基本方針・経営戦略の大枠を決定して会社資産の保護・運用を図るが、実際に経営・マネージメントを行って全社の営業活動の指揮を取るのはCEOをはじめとする経営陣(執行役員)である。取締役会が執行役員を任命・監督するという形式になっているが、実際には企業の所有と経営が明確に分かりやすく分離している会社は少ない現状もある。



posted by ESDV Words Labo at 00:40 | TrackBack(0) | と:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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