ウェブとブログの検索

カスタム検索





2010年08月09日

[トランキライザー(tranquilizer)・ベンゾジアゼピン系の抗不安薬]

トランキライザー(tranquilizer)・ベンゾジアゼピン系の抗不安薬

『鎮静・催眠・抗不安・筋弛緩』の効果を持つ向精神薬全般のことをトランキライザー(tranquilizer)という。トランキライザーには、統合失調症・重症うつ病などの薬物療法に用いられる『メジャートランキライザー(major tranquilizer)』と不安障害・睡眠障害・心身症・パニック障害・うつ病などに処方される『マイナートランキライザー(minor tranquilizer)』の大きな分類がある。

メジャートランキライザーは『強力精神安定剤』と呼ばれ、興奮・幻覚・錯乱を抑制する強力な鎮静作用と催眠作用があり、短時間で強い眠気やふらつきの副作用を生じることが多い。メジャートランキライザーは比較的重症の精神病に対して処方される薬剤であり、死亡リスクのある悪性症候群(高熱・大量発汗)をはじめとして、ジスキネジア(口囲・頭部などの不随意運動)やアカシジア(焦燥感のある静座不能)などの副作用が発生するリスクがある。

メジャートランキライザーは『抗精神病薬』であり、ハロペリドールやリスペリドン、フマル酸クエチアピン、スルピリド、クロルプロマジンなど様々な種類があり、精神疾患の種類や症状の経過によって医師が使い分ける。

マイナートランキライザーは『緩和精神安定剤』と呼ばれ、マイルドな中枢神経系の鎮静作用(抑制作用)があり、『不安感・恐怖感・焦燥感・緊張感・不眠症状・興奮状態』などを改善する効果がある。マイナートランキライザーは精神科や心療内科において最も頻繁に処方される薬剤であり、『抗不安薬・睡眠薬(催眠導入剤)』とも呼ばれる。

マイナートランキライザーの中心は、効き目がマイルドで副作用の少ない『ベンゾジアゼピン系』の睡眠薬・精神安定剤となっており、睡眠障害や不安症状、緊張感、焦燥感(イライラ)のある患者に対して一般的に処方される薬である。代表的な副作用として『口渇・便秘・手足の振るえなどの抗コリン症状』があり、吐き気や胃痛、気分の悪さ、眠気、ふらつきがなどが出ることもあるので、依存性・耐性が低くて安全に使いやすい薬剤である。

マイナートランキライザーで良く処方されるベンゾジアゼピン系の抗不安薬には、デパスやソラナックス、リーゼ、メイラックス、レキソタン、ワイパックス、セルシン(ホリゾン)、バランス(コントール)などの種類がある。トランキライザーは効果が持続する時間によって『短時間作用型・中時間作用型・長時間作用型・超長時間作用型』に分類される。トランキライザーはアルコールとの相乗作用を起こして、昏睡や健忘などの症状が出ることがあるので、『アルコールとの併用』は禁忌である。



posted by ESDV Words Labo at 13:15 | TrackBack(0) | と:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック