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2011年01月13日

[ヘレン・ハリス・パールマンの『6つのP・4つのP』とケースワーク]

ヘレン・ハリス・パールマンの『6つのP・4つのP』とケースワーク

前回の記事では、ケースワーカー(援助者)とクライアント(利用者)との相互的な人間関係に基づくケースワークの基本原則である『バイステックの7原則』を説明したが、社会福祉的な援助活動を必要とするクライアントにとって必要な要件をよりシンプルにまとめた図式がある。

フェリックス・P・バイステックと同じくアメリカのケースワーカーであるヘレン・ハリス・パールマンは、ケースワークに共通する4つの要素として『4つのP』を提案している。この4つのPというのは『ケースワークの絶対的な構成要素』として極めてシンプルな事項であり、当たり前といえば当たり前の要素なのであるが、この内のどれか1つでも欠ければケースワークが成り立たなくなってしまうという意味で重要なのである。

人間(Person)……対人的援助や制度的援助を必要とする人

専門職(Professional person)……社会福祉士・精神保健福祉士をはじめとしてケースワークに必要な知識・技術・経験を持っている人。

問題(Problem)……援助を必要とするクライアントが悩んでいて解決すべき問題、あるいは調整・調停すべき人間関係のトラブル。

制度(Provisions)……社会福祉援助を可能とするための制度、あるいは援助を困難にしている規制・制度の改革(法律改正)に向けた行動。

ヘレン・ハリス・パールマンは、1986年に更に次の2項目を追加して『6つのP』として定義し直しているが、『場所・過程』とは4つのPの前提条件に、具体的なケースワークの実施条件を付け加えたものとして解釈できる。

場所(Place)……問題や苦悩を解決するための対人援助を行う具体的な場所。

過程(Process)……問題や苦悩を解決するための具体的なプロセスのこと、あるいはクライアントとケースワーカーの相互的な行動選択の積み重ね。



posted by ESDV Words Labo at 23:13 | TrackBack(0) | へ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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