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2011年01月31日

[フリースクール・オルタナティブスクールと学校教育]

フリースクール・オルタナティブスクールと学校教育

米国のフィラデルフィアに1969年に設立された代表的なフリースクール、オルタナティブ・スクールの実施形態の要綱及び基本理念が、『パークウェイ・プログラム(Parkway Program)』である。厳密な定義では、フリースクールとオルタナティブ・スクールは同一の学校概念ではなく、広義の非義務教育・選択可能な学校教育であるオルタナティブ・スクール(選択可能なもう一つの学校)の一つとして、フリースクールという概念がある。

フリースクール(Free school)の“free”には、『自由』だけではなくて『無料』の意味が込められており、初期のアメリカ・イギリスでのフリースクールは『授業料無料の公立学校・低所得者向けの無償学校』のことを指していた。しかし現在では、フリースクールと言えば、不登校・学校不適応の子どもを受け容れる『既存の学校教育の枠組み』とは異なる機関・施設のことを意味することが多く、主流・伝統的な学校教育とは異なる『オルタナティブ・スクール(教育選択肢)』とほぼ同じ意味で使われている。

フリースクールやオルタナティブスクールは、『既存の主流かつ伝統的な学校教育(学習方法)』に適応困難な不登校・ひきこもり・非行少年の子ども達を受け容れることが多いが、それだけではなくて、既存の学習方法や教科のカリキュラムでは物足りないというハイスペックな優秀な学生を受け容れる選択的な学校もある。

フリースクールやオルタナティブ・スクールに通学する生徒は、概ね『既存の学校教育に適応困難な者(不登校や非行少年など)・既存の学校教育では不満が多い者(特異な学力や才能のある優秀者など)・親が独自の宗教や哲学に基づく教育を受けさせたいとするもの』に分類することができる。特別な学力の高さや優れた芸術の才能、運動能力の高さを持つ優秀な生徒に対して行われる英才教育は、オルタナティブ教育の中でも特に『ギフテッド教育(与えられた天賦の才能を最大限に発展させる教育)』として分類されることがある。

独自の思想哲学や宗教観に基づくオルタナティブ教育としては、ヨーロッパ中心のシュタイナー学校、モンテッソーリ教育やアメリカのホームスクール(家庭の学校化)などがあるが、オルタナティブ・スクールに見られやすい特徴として『少人数クラス・教師と生徒の間の家族のような関係性・学校のコミュニティ意識』があり、より家庭的な雰囲気や仲間としての同朋意識などを重視していると言える。



posted by ESDV Words Labo at 22:46 | TrackBack(0) | ふ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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