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2006年06月22日

[エアロビクス(aerobics)と運動処方(prescribed exercise)]

エアロビクス(aerobics)と運動処方(prescribed exercise)

エアロビクス(aerobics)の語源は、英語の“aerobic(酸素の・有酸素の)”であり、エアロビクスとは体系的に構築された有酸素運動のことである。有酸素運動とは『持続的な全身運動』で、酸素を多く取り込んで多く消費するという特徴を持つ。エアロビクスは、1967年にアメリカ空軍の軍医であったケネス・H・クーパー(Kenneth H.Cooper)によって考案されたもので、持久力を必要とする体系化された有酸素運動プラグラムのことである。開発当初のエアロビクスの目的は、空軍兵士の呼吸器系や循環器系の機能を強化して、全般的な健康増進を図ることにあった。

持久力と忍耐力を必要とするエアロビクス(有酸素運動)は、脂肪の燃焼・分解を促進するダイエット効果が期待できるだけでなく、血管の中の血液の流れを活性化して心肺機能を高めてくれる。脂肪を燃焼させるダイエット効果を発現するための有酸素運動とは、急激に運動負荷を掛ける短時間の運動ではなく、ゆっくりと運動負荷を掛ける長時間の運動である。現在でもエアロビクスは、楽しく音楽に合わせて踊りながらダイエット効果や生活習慣病の予防効果が得られるプログラムとして人気が高い。

エアロビクスには、ダンス・サイクリング・水泳・ジョギングなど色々な種類の運動が用意されているが、自分の心肺機能や筋力、持久力に合わせて、適度な強度と時間で全身運動をしていくことが健康増進のために大切なことである。ジョギングやサイクリングであれば走る速度と時間を、自分の心拍数や呼吸数の状態を見ながら適切に調節していかなければならない。水泳の場合にも体力の限界まで泳ぎ続けるのではなく、自分のその日の体調や気分をモニタリングしながら、心地よい疲労感や運動負荷を感じる程度の水泳運動をするようにすると良い。

エアロビクスに限らず、健康管理や疾病予防のための『医学的な運動処方』では、どの種類の運動をどれくらいの強度と持続時間で定期的に行っていくのかが重要になってくる。医師が指導管理するような本格的な医学上の運動処方の場合には、患者の健康状態や身体能力を正確に把握する為に『健康診断・心電図や血圧検査、血液検査などの医学的検査・体力測定』を行うことになるが、健常者を対象とする健康増進法としてのエアロビクスではそこまで細かな医学的データを取る必要はない。

運動処方の目的は、『運動競技能力の向上・健康増進と体力維持・ダイエット効果による肥満改善・生活習慣病の予防と治療』であるが、定期的に実施するエアロビクスにも、心臓疾患や血管障害、脳卒中、肥満を予防し改善する効果がある。

その為、自主的にエアロビクスを継続することによって、予防医学的な治療効果を得ることができ、将来の生活習慣病の発症リスクを低減させて、医療福祉財源の節約にもつながることが期待できる。

エアロビクスを含む運動療法を実施する場合には、適切な運動の強度と時間を見分けるために『個人の心理的・社会的・身体的特性』に配慮すれば、安全性や効率性を高めることが出来る。



posted by ESDV Words Labo at 12:52 | TrackBack(0) | え:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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