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2011年07月11日

[PM理論(P-M leadership theory)とリーダーシップ]

PM理論(P-M leadership theory)とリーダーシップ

集団を統制したり調整したりするリーダーの能力・資質を分類するために、三隅二不二(みすみ・じゅうじ,1924〜2002)が1966年に提唱したリーダーシップ理論が『PM理論(P-M leadership theory)』である。PM理論ではリーダーシップの基本的能力を、“P”と“M”の二元論で考えていくが、P(Performance)とは『目標達成能力』M(Maintenance)とは『集団維持能力』のことを意味している。

集団組織を統制して調整するリーダーシップを生産的に発揮するためには、メンバーの意識や行動を方向づけて指示を出し、決められた目標を達成させる『P機能』が重要視されやすい。だが、指示・計画によって目標達成を推進していくだけでは、そのリーダーシップは十分なものにはならず、集団内の人間関係を調整して対人トラブルを減らしたり、連帯感や協調性を高めていく『M機能』も重要になってくる。

『P機能』と『M機能』の大小の組み合わせによって、『PM型、Pm型、pM型、pm型』の4つのリーダーシップのタイプ(類型)に分類することができるが、最もバランスが取れていて優れているリーダーシップは、目標達成と人間関係調整の能力がどちらも高い『PM型』である。PM型に当てはまる集団・企業のリーダーは、集団が目指すべき現実的な目標を設定して、その目標を計画的かつ指導的に達成できるという意味で『高いP機能』に支えられた生産性・有能性を持っているが、それだけではなく集団内部の人間関係を円滑化して意欲や連帯感を高めるという『高いM機能』を備えていて部下からの人望も厚いのである。

PM型(P・Mが共に大きい)……集団の目標を明確に設定して実際的な成果を上げられるだけでなく、人間関係を円滑化するための配慮ができて集団をまとめ上げる人格的魅力もある。成果も上げて、人望も厚い。

Pm型(Pが大きく、Mが小さい)……目標達成を指示的に進めて成果を上げられるが、人間関係を調整しながら集団をまとめ上げる能力が低い。成果は上げられるが、人望が薄い。

pM型(Pが小さく、Mが大きい)……人間関係を円滑化して集団をまとめる能力はあるのだが、実際的な成果を上げるための能力は低い。人望があり人から尊敬されたりするが、実務面で実績を上げるだけの指導力を持っていない。

pm型(Pが小さく、Mも小さい)……目標を設定して実際的な成果を上げる能力がなく、更に人間関係を調整して集団をまとめ上げるような能力もない。『リーダーとしての資質・能力』が決定的に欠如しているリーダー失格のタイプ。

posted by ESDV Words Labo at 16:03 | TrackBack(0) | ひ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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