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2011年07月27日

[BOD(biochemical oxygen demand)と水質保全]

BOD(biochemical oxygen demand)と水質保全

水質の“清浄度・汚染度”を判断するための指標の一つが『BOD(biochemical oxygen demand)』である。BODとは『生化学的酸素要求量』の略称であり、水中に存在する微生物が有機物を分解・吸収する際に消費する酸素量のことを意味している。水中に存在する微生物の数が多ければ多いほど、BODで示される数値は大きくなり、それだけ水が微生物に汚染されているという目安になる。

BODを計測する場合には、水中における『一定期間内の酸素消費量』を測ることになるが、水温20度で5日間放置して、どのくらいの酸素が消費されているかを調べるのである。水の清浄度が高いと微生物は少なくなり、汚染度が高くなると微生物は多くなるが、水が綺麗になり過ぎても、水中で餌になるプランクトン類が減って、魚類などは生息できなくなってくる。反対に、微生物の数が多くなり過ぎて水が濁ってくるようになると、『赤潮』のような状態になって水中の酸素が不足し、魚類・貝類・軟体動物(イカ・タコ)などは死滅してしまう。

一般的に、BODが“5ppm”以上の数値になると魚類は生存することができなくなるので、河川ではその水の利用目的に応じた規制値が設けられている。微生物の量は、水道用水では、1mg/l(1日の平均値)以下、水産業や水浴などでは2mg/l以下、環境保全では10mg/l以下などの目安となる規制値が設定されており、『水質保全・水質浄化』は公衆衛生や国民の健康を維持する上でも行政の重要な課題になっている。

posted by ESDV Words Labo at 22:19 | TrackBack(0) | ひ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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