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2011年09月23日

[肥満(obesity)と健康3:BMIを用いた肥満度の測定とBMIの特徴]

肥満(obesity)と健康3:BMIを用いた肥満度の測定とBMIの特徴

この記事は、[肥満(obesity)と健康2:症候性肥満の種類とBMI(Body Mass Index)]の続きの内容となっています。 BMIの測定値による肥満度の判定は以下のようになっている。日本ではBMI25.0以上を肥満がちと判定するが、国際的には日本人よりも太った体型が標準的であるため、BMI30.0以上を医学的指導が必要な肥満と判定することが多い。

25以上〜30未満=肥満1度

30以上〜35未満=肥満2度

35以上〜40未満=肥満3度

40以上=肥満4度(重度肥満・健康リスクが非常に高い)

18.5以上〜25未満=標準体重・普通体重

18.5未満=低体重・痩せ過ぎ

肥満は国際的な問題になっており、世界では男性の24%と女性の27%が肥満と推測されていて、特に『肉食・高カロリーのメニュー・飽食文化・砂糖摂取』の要素が見られる欧米諸国(特にアメリカ)で肥満は深刻な問題になっている。ハンバーガーやピザをはじめとする高カロリーなファストフードや糖分の多い炭酸飲料・清涼飲料水(ジュース)の普及も、先進国における肥満増加と相関していると言われる。

乳幼児に用いるBMIを『カウプ指数(Kaup Index)』と呼ぶが、乳幼児の場合はBMIが“18.0以上”で肥満傾向と判定される。児童に用いるBMIを『ローレル指数』と呼ぶが、ローレル指数を計算するための公式は“10×体重[kg]/(身長[m])^3”であり、ローレル指数が“160以上”の場合に肥満と判定されることになる。

BMIの問題点としては身長と体重だけから単純に計算された数値であるため、その人の具体的な体型が引き締まった筋肉質であるのか、弛んだ脂肪過多であるのかが分からず、筋肉を鍛えて体重が重くなっていても肥満であるかのように判定されてしまう可能性がある事である。また肥満という判定をする場合にも、その過剰な脂肪が『皮下脂肪型肥満』なのか『内臓脂肪型肥満』なのかを区別することができない限界もある。

その意味では、BMIは大まかな体型・肥満度を判定する目安になるものであり、標準体型から大きく外れた『骨太のがっちり体型・鍛えぬいたマッチョな体型・足が極端に長い人・骨細で小さな体型』などの肥満度まで正確に推測することはできないのである。

より正確に肥満度を測定しようとする場合には、BMIの計算と合わせて『体脂肪率・内臓脂肪レベル』などを専用の体重計や機器、CTスキャン、MRIなどを用いて測定することになる。誤差が大きくて正確な測定は難しいが、手軽に体脂肪率を測れる体重計も多く市販されている。

適正で健康な体脂肪率は『男性15〜19%,女性20〜25%』とされている。肥満率は一般に男性よりも女性のほうが高く、男女共に年齢の上昇と同時に基礎代謝が低下するため、太りやすくなって肥満率は上がっていく。統計的には、中高年女性が最も肥満リスクが高いとされていて、ある程度意識的な食事療法や運動習慣、ヨーガ、ダイエットなどを工夫していかないと、年齢的・生理学的に太りやすくなるのである。



posted by ESDV Words Labo at 17:23 | TrackBack(0) | ひ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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