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2012年07月18日

フラストレーション(frustration)とフラストレーション・トレランス(frustration tolerance):4

フラストレーション(frustration)とフラストレーション・トレランス(frustration tolerance):4

この記事は、[前回の項目]の続きの内容になっています。 欲求が満たされずに緊張感・不快感・怒りの感情が生じるのが『フラストレーション(frustration)』であるが、そのフラストレーション状態に耐えようとする心的能力のことを『フラストレーション・トレランス(frustration tolerance)』という。

フラストレーション耐性と呼ばれるフラストレーション・トレランス(frustration tolerance)の概念は、精神分析家のS.ローゼンツヴァイク(S.Rosenzweig)が提唱したものであり、フラストレーションの状況に対して犯罪や暴力、逸脱などの不適応行動を取らずに、その苦しくてつらい状況に耐えて乗り越えようとする心的能力の事である。フラストレーション・トレランスの心的能力は、具体的には以下のような個別の特徴や要素から成り立っており、フラストレーション耐性はストレス耐性と並んで、人間のメンタルヘルス(精神の健康性)を保つ重要な役割を果たしている。

1.自分の欲求が何らかの要因によって阻止されていても、イライラしたり怒りをぶちまけたりせずに、落ち着いた対応ができる能力。

2.自分の欲求が即座に満たされないとしても、それに耐えることができ、好機がやってくるまで待つことができる能力。

3.周囲との人間関係が良好であり、ポジティブな自己イメージ及び世界観を形成していること。

4.欲求が容易には満たされない困難な状況を、自分の力で確かに乗り越えたという『成功体験・努力の持続性・自己肯定感』を持っていること。

5.オープンマインドで他人と親しく関わることができ、自分ひとりの力だけでは問題や苦境を解決できない時には、他人に助けや支援を求めることができること。

6.自分が陥っている欲求阻止の状態を解決するために、必要な知識や情報を収集して取捨選択ができること。

posted by ESDV Words Labo at 01:11 | TrackBack(0) | ふ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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