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2012年09月19日

プログラム学習(programmed learning)

プログラム学習(programmed learning)

プログラム学習(programmed learning)とは、自分の能力・努力で段階的に学習課題を進めていくことができるステップ学習法の一つで、学習心理学の知見を応用したものである。難易度の高い複雑な学習課題を効率的に短期間で学べるという利点があり、その難しい課題を細分化して順序正しく配列することで、『各ステップ』を難易度の簡単なものから難しいものへと順番に確実に学んでいく事ができる。

分量の多い学習課題を『各ステップ』に細分化して分割する事で、その各ステップを最後まできちんと勉強しやすくなり、途中でその学習課題の勉強に挫折したり諦めたりするリスクを低くする事ができる。『各ステップ』の学習を最後まで粘り強くやり遂げる事で、自分もやればできるという自己効力感(有能感)が高まる事になり、次のステップを学習するモチベーションも上昇するのである。

プログラム学習における『プログラム(program)』とは、学習者が自分自身の能力・努力で先生から特別に教えられなくても各ステップの学習を継続できる“分かりやすい教材”のことであり、自分の解答結果(答え)が正しいか間違っているかをすぐにその場でチェックできる仕組みを備えているという特徴がある。プログラム学習で用いられるプログラム教材には、『解答を導き出すための手順・考え方(数式の展開とその説明)』が書かれており、教材の末尾には自分で答え合わせをして採点するための『解答結果』が記されている事が多い。

その意味では市販されている学習参考書や応用問題集の多くは、自分の能力・努力だけで各ステップごとの学習を進めていき、答え合わせもする事ができる『プログラム教材』としての条件を満たしている。即ち、その学習課題の前段階における基礎知識さえあれば、自分の力だけで学習をステップバイステップで進めていく事ができるのである。『プログラム学習(programmed learning)』というのは、これらのプログラム教材のステップごとの手順と解法に従って、学習者が自発的かつ能動的に自分のペースで学習を進めていく方法のことを意味している。

一般的な先生(教師)が生徒に『教科の授業』を通して勉強を教える学習法と比較すると、プログラム学習は『意欲的な学習者の独学』に適したマニュアル的な学習法であり、『先生の教え方の癖・傾向・経験』に依拠しない客観的な知識や解法を身につけやすいという長所もある。一方で、分からない所があってもその場で先生に質問して聞いたりすることができず、プログラム教材に書かれている内容を正確に理解できなければ、そのステップから先のステップに進めなくなるというデメリットもある。



posted by ESDV Words Labo at 00:50 | TrackBack(0) | ふ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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