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2012年10月11日

バージニア・アクスライン(Virginia M. Axline)

バージニア・アクスライン(Virginia M. Axline)

バージニア・アクスライン(Virginia M. Axline,1911-1988)は、『カウンセリングの始祖・カウンセリングの神様』と呼ばれたカール・ランサム・ロジャーズ(Carl Ransom Rogers,1902-1987)に師事して学んだ女性の児童精神療法家である。カール・ロジャーズが創始した非指示的療法であるクライエント中心療法(来談者中心療法)の原理を、幼児・児童を含む子どもを対象にした児童心理療法(遊戯療法)に応用したという功績で知られる。

バージニア・アクスラインは、子どもの内面・環境・関係を最優先して共感する児童中心療法としての遊戯療法を提唱して、『子どもの遊び』に投影される無意識的な心理内容(親子関係)や感情コンプレックス(トラウマ)を自然な解釈で分析しようとした。V.M.アクスラインは非指示的遊戯療法や児童中心的遊戯療法を『自由で保護された環境』で実施して、子どものありのままの感情や認知(物事の捉え方)が遊びの世界に投影されやすくした。

それと同時に、遊びの行為そのものに心理的な回復・成長を早める治療的効果が備わっていると考え、『子どもの遊戯環境・遊びたい気持ち』を尊重して促進して上げる事の大切さを主張した。C.ロジャーズのクライエント中心療法の基本的エッセンス(カウンセラーの共感的・受容的な態度)を踏襲したバージニア・アクスラインは、以下のような最小限の制限をするだけで子どもの自由と意思を最大限に尊重するための『遊戯療法の8原則』を提起している。

遊戯療法の8原則

1.温和で共感的な対応を心がけ、子どもとラポール(相互的な信頼関係)の形成を優先する。

2.子どもをありのままに受容する。

3.子どもが自由に遊べるように許容的な制限の少ない雰囲気を作る。

4.子どもの感情表現に対して、適切な気持ちを反射してあげる。

5.子どもに遊びを通して自信と責任を持たせるようにする。

6.子どもを指導・統制しようとせずに、非指示的態度で子どもの行動を受容する。

7.遊戯療法の過程を焦らずに、ゆっくりと進む治療プロセスを待つ。

8.子どもの発達に見合った『現実原則』が働くような必要限度の一定の制限を与える。



posted by ESDV Words Labo at 05:00 | TrackBack(0) | は:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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