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2013年01月19日

[マックス・ヴェーバー(Max Weber):1]

マックス・ヴェーバー(Max Weber):1

ドイツの社会学者のマックス・ヴェーバー(Max Weber)は、近代社会学の確立に貢献した人物の一人であり、カール・マルクスやエミール・デュルケームゲオルグ・ジンメルらと並ぶ社会学初期の重鎮である。

マックス・ヴェーバーは法制史・経済史・宗教史の研究でも多くの業績を残しており、人口に最も膾炙した主要著書に経済学における資本主義誕生の心理的要因を解き明かした『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(1905)』 がある。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は略して『プロ倫』と呼ばれる。

マックス・ヴェーバーの弟は社会学者・経済学者のアルフレート・ヴェーバーである。M.ヴェーバーは父が政治家、母は上流階級出身という敬虔なプロテスタントの富裕階層の長男として生まれるが、1898年には政治家である実父との心理的・職業的な確執があり神経症を発症してしまい、フライブルク大学を休職してサナトリウムで静養したことがある。M.ヴェーバーの学歴は、王立王妃アウグスタ・ギムナジウムで初等中等教育を受けた後に、1882年にハイデルベルク大学に進学してその後はベルリン大学でも法律学・経済史・宗教学などを学んでいる。

ベルリン大学の私講師だったマックス・ヴェーバーは1894年に、30歳という若さでフライブルク大学の経済学教授として招聘されるが、そのフライブルク大学で知り合った同僚の哲学者ハインリヒ・リッケルト(Heinrich John Rickert, 1863-1936)から『理念型構成に基づく社会学的方法論』の影響を受けることになった。ハインリヒ・リッケルトは新カント派の西南ドイツ学派に分類される哲学者だが、知るに値するものを選択して認識するという『価値哲学』を展開して、自然科学と歴史科学とを分類した。

価値哲学を前提とするH.リッケルトは、誰もに普遍的に通用する一般法則を定立しようとする“自然科学”に対して、政治・経済・学問・芸術などの文化的価値から特徴的な側面だけを抽出して思弁的かつ合理的に説明しようとする“歴史科学(文化科学)”を分類して、M.ヴェーバーの社会学的方法論に反面教師的な示唆を与えたのである。ここでいう反面教師的とは、ヴェーバーがリッケルトのいう『価値判断』を社会科学・歴史科学から排除しようとした事を指している。



posted by ESDV Words Labo at 14:39 | TrackBack(0) | う:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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