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2013年02月13日

[アルバート・エリス(Albert Ellis):1]

アルバート・エリス(Albert Ellis):1

アメリカの臨床心理学者・心理療法家であるアルバート・エリス(Albert Ellis, 1913-2007)は、認知療法(cognitive therapy)の認知理論を先取りするかのような論理療法を創始した人物である。A.エリスは『アドラー心理学』からも大きな影響を受けており、25年以上も北米のアドラー心理学会に会員として参加していた。

論理療法(Rational Therapy:RT)とは、『論理的(合理的)な信念』によって『非論理的(非合理的)な信念』を反駁する精神療法であり、『物事・状況を解釈する信念』を合理的かつ改善的に変容させることで苦痛な精神症状が改善していく。

論理療法と認知療法の治療機序はパラレルなものである。論理療法の『非合理的な信念(irrational belief)』は認知療法の『認知の歪み』に対応し、『合理的な信念(rational belief)』『適応的・現実的な認知』に対応している。

論理療法と認知療法はいずれも、客観的な現実の出来事によって『抑うつ感・不安感・絶望感・気分の落ち込み・意欲減退』などの精神症状が発症するのではなく、客観的な出来事やコミュニケーションをどのように解釈するのかによって『気分・感情の内容』が変わってくるという認知理論の前提に立っている。物事の見方や人間関係(相手の言葉・態度)の受け取り方、状況の意味の解釈などをポジティブに変容させていくことで、気分・感情も前向きに変わっていくという仕組みを持った心理療法である。



posted by ESDV Words Labo at 08:02 | TrackBack(0) | え:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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