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2013年02月13日

[アルバート・エリス(Albert Ellis):3]

アルバート・エリス(Albert Ellis):3

A.エリスが“Irrational Belief(非合理的な信念)”と呼んでいるのは、『現実に即していない・考えても利益がなく不利益が多い・不可能な理想に対して固執している・自分や未来、他人を過度に否定している・物事を義務や束縛を中心にして考える』といった傾向性を持つ自分の気分や感情を悪化させる非生産的(非現実的)かつネガティブな信念のことである。

A.エリスが語る『イラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)』には、以下のような特徴があるとされる。

1.中立的な現実(事実)に基づいておらず偏っている。

2.論理的な必然性がなく結論が飛躍している。

3.その信念は惨めな気持ちを引き起こし、憂鬱(絶望的)な気分にさせる。

4.自己否定的で悲観的な結論を引き寄せるものである。

イラショナル・ビリーフとは、想像・妄想に基づく『願望(〜ねばならない,〜であるべきだ)』『事実(〜である,〜はできる)』を混同してしまうことで、理想的な願望を満たせない現実や自己を過小評価して未来を悲観してしまう信念のことなのである。

論理情動行動療法では、イラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)の文章記述をラショナル・ビリーフ(合理的な信念)へと書き換えていく作業を行っていくが、これは認知療法におけるワークシートを用いた認知の歪みの特定・修正と同じような作業である。A.エリスの言う『ラショナル・ビリーフ(合理的な信念)』には、以下のような特徴がある。

1.中立的な現実(事実)に基づいていて偏りがない。

2.論理的な必然性があり、その結論に多くが納得することができる。

3.その信念は前向きな気持ちを引き起こし、快活(意欲的)な気分にさせる。

4.自己肯定的で楽観的な結論を引き寄せ、人生を幸福へと導いてくれる。

論理情動行動療法における文章記述の書き換えとは、『〜ねばらならない(must)』から『〜であれば良いがそうでなくても良い(should)』へと信念(認識)を転換させることであり、その典型的な書き換えには『失敗しなければ良いが失敗してもそこから学べる・人から愛されれば嬉しいが愛されなくてもやるべき事は多くある』などがある。

この記事の内容は、『アルバート・エリス(Albert Ellis):2』の続きになっています。



posted by ESDV Words Labo at 08:07 | TrackBack(0) | え:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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