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2013年03月19日

[スクールカウンセリング(school counseling)・スクールカウンセラー(school counselor):2]

スクールカウンセリング(school counseling)・スクールカウンセラー(school counselor):2

教育機関やそこに通学する学生・生徒が関係した心理的な問題・災害に対して、『緊急支援チーム(CRT)』を構成することがあるが、その構成メンバーである精神科医や臨床心理士、精神保健福祉士、ケースワーカー、保健師、社会福祉士なども、広義のスクールカウンセラーとしての役割を果たしている。2011年3月11日の東日本大震災の被災地にも、緊急支援チーム(CRT)が派遣されて被災者の心理的苦悩や耐え難い悲しみ、強烈な先行きの不安のケアの任務に当たった。

今後は、大規模な災害や破壊的なテロリズム、人命が毀損される凶悪犯罪などに対しても、心理的なケアや対人関係的なヘルプが必要とされる場面は増えると推測される。学校関連領域においても『いじめ・不登校・校内暴力・学級崩壊(授業困難)・ひきこもり・精神疾患・自殺問題(自殺企図)・児童虐待(家庭問題)・進路の不安(就職の悩み)』などの問題で、ますますスクールカウンセリングの果たすべき役割・効果に期待が集まっている。

スクールカウンセラーの職務内容は『児童・生徒との心理カウンセリング,保護者への助言・援助などの心理コンサルテーション,教職員への助言・援助などの心理コンサルテーション』とされている。スクールカウンセラーの勤務形態は、地方公務員法に規定する非常勤の特別職として“週8〜12時間”勤務するものと定められている。特に、学校環境・生徒の心理的問題において臨床的な必要性が高い場合には週30時間まで勤務を延長することができる。

文部科学省のスクールカウンセラー事業における『スクールカウンセラー(SC)の任用規程』では、スクールカウンセラーの資格要件として『臨床心理士・精神科医・大学教員』を上げている。大学教員とは、児童・生徒の心理臨床を担うための高度な心理学・精神医学の専門知識と心理臨床経験を有しているという前提つきで、学校教育法第1条に規定する大学の学長、副学長、教授、准教授または講師(常勤)の職にある者、またはあった者のことである。

『臨床心理士・精神科医・大学教員』の資格要件を満たす高度な心理職専門家の人材が少ない地方・地域などでは、『スクールカウンセラーに準ずる者』をスクールカウンセラーとして任用するケースもある。『スクールカウンセラーに準ずる者』は、『準スクールカウンセラー(準学校カウンセラー)』という呼び方がなされることもあるが、通常の心理相談業務においては一般的なスクールカウンセラーと呼ばれてそのように処遇されることが大半である。『スクールカウンセラーに準ずる者』というのは、以下のような人たちのことである。

1.大学院修士課程を修了した者で、心理臨床業務または児童・生徒を対象とした相談業務について1年以上の経験を有する者。

2.医師で、心理臨床業務または児童・生徒を対象とした相談業務について1年以上の経験を有する者。

3.大学もしくは短期大学を卒業した者で、心理臨床業務または児童・生徒を対象とした相談業務について5年以上の経験を有する者。

この記事の項目は、『前回の記事』の続きになっています。



posted by ESDV Words Labo at 02:25 | TrackBack(0) | す:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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