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2013年04月21日

[ドナルド・E・スーパー(Donald E.Super)2:スーパーのライフステージ理論]

ドナルド・E・スーパー(Donald E.Super)2:スーパーのライフステージ理論

D.E.スーパーのキャリア発達理論では、キャリアを『長さ』『幅』で捉えており、キャリアの長さを説明する『ライフステージ(職業的な発達段階・発達課題)』とキャリアの幅を説明する『ライフロール(人生における役割)』の理論を考案した。

ドナルド・E・スーパーは、個人の職業選択プロセスを一般的な精神発達過程の一側面だと捉え、職業生活(キャリア生活)に関わるライフステージを『成長・探索・確立・維持・下降』の5段階に分類し、それぞれの発達段階に対応する『職業的な発達課題』があるとした。

D.E.スーパーのライフステージ理論(職業的発達段階理論)

第1期:成長期(0〜14歳)……生物学的な身体的成長が進み、学校生活や他者への同一化(あるいは他者との差異の確認)によって『自己概念』が形成されていく。自分は何が好きか、何が得意か、他人とどう違うかを確認しながら、自分の興味や能力を探究し、職業に対する興味関心が次第に芽生えてくる。

第2期:探索期(15〜24歳)……探索期は『試行期・移行期・実践試行期』に更に細分化されるが、『試行期』には自分の興味・能力・進路にふさわしい職業の種類・水準について考え始める。『移行期』には具体的に、高校から大学・専門学校に行くか、高校から企業・職場に行くかの選択が行われ、段階的に特定の仕事への絞込みが進められていく。

『実践試行期』には、学校を卒業したり職業訓練を受けたり資格を取得したりしながら、『暫定的な職業活動』に実際に乗り出していき、その仕事が自分に本当に合っているか否かを確認していく。20代前半では“暫定的な職業活動”を通して、その分野の仕事を続けてキャリアを積むのか、別の仕事に転職してキャリアの方向転換をするのかを判断していく。

第3期:確立期(25〜44歳)……確立期は更に『実践試行期』と『昇進期』に分類されている。特定の職業活動を選択して、その仕事に自分の時間と労力を方向付けていく時期が『実践試行期』である。更に、特定の仕事の実績を積んで責任を果たすことで、自分の職業上の地位・能力・専門性を高める『昇進期』へと移行していく。

第4期:維持期(45〜64歳)……20〜40代までに確立してきた職業的な地位・役割・能力を維持する段階であり、追い上げてくる若い世代に負けないように最新の知識・情報・技術を何とかフォローアップしながら、同時に後進の若者の指導をして育て上げていかなければならない。退職や退職後のライフプランが意識され始める時期でもある。

第5期:衰退(解放)期(65歳〜)……退職後のライフプランや人間関係、社会活動(ボランティア)、趣味・レジャーを実践し始める時期であり、自分の人生の意味や価値を整理して受け容れていくことが課題になる。有給の仕事、地位のある仕事から離れてスローダウンしていき、職業的な諸活動が衰退していくと同時に、仕事の義務・責任からも解放されていく。

この項目は、『ドナルド・E・スーパー:1』の続きになっています。



posted by ESDV Words Labo at 17:16 | TrackBack(0) | す:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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