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2013年05月17日

[ポリゴン(polygon)と3次元コンピューターグラフィックス]

ポリゴン(polygon)と3次元コンピューターグラフィックス

ポリゴン(polygon)は英語で『多角形』を意味する単語だが、ゲームに登場するキャラクターの『3Dの立体的表現』のことをポリゴンと呼ぶこともある。ゲームやイラストなどの『3次元コンピュータグラフィックス』を特にポリゴンという言葉で表現することが多くなっている。

具体的には、三角形や四角形(五角形以上も使われる)の組み合わせによって、オブジェクト(対象・人物)を立体的に表現したものがポリゴンであるが、3Dの立体的表現を構成している『三角形・四角形の各要素』のことを指してポリゴンということもある。 度数分布を棒グラフの柱状の形で示したものが『ヒストグラム』であるが、このヒストグラムの柱の頭を直線で結んだ多角形のことを『ポリゴン』と呼ぶこともあり、このヒストグラムの柱頭を結んだ多角形は主に『記述統計学』の分野で用いられてきた。

ポリゴン(多角形)である三角形・四角形などは、トポロジー(位相学)では閉じているので『クローズトポリゴン(closed polygon)』と呼び、線分のように閉じていない形のない線をポリラインとか『オープンポリゴン(open polygon)』とかいう概念で表現している。“Googleマップ・車のナビゲーション”のような地理情報システム(GIS)は3次元ではない2次元のコンピューターグラフィック(CG)で描かれた地図だが、建物・施設・領域に分かりやすい立体感を出すためにポリゴンが用いられることがあり、道路や電車の路線などは平面的なポリラインだけで描かれることが多い。

複数のポリゴンを組み合わせることで対象(物体)を描写するのが、『3次元コンピューターグラフィックス(3Dの立体的表現)』であるが、ポリゴンの数が増えれば増えるほど詳細でリアルな表現となり、1秒間で処理できるポリゴン数がハードウェアのスペック評価の指標にされることもある。

四角形以上のポリゴンは、それぞれの頂点座標の位置関係によって、ポリゴンに捩れ(ねじれ)・歪みが発生しやすく、その捩れを補正するためのプログラムが複雑になりハードウェアの負担も大きくなる。そのため、現在でも大半の3Dグラフィックスは『三角形のポリゴン』を組み合わせて作成しており、それぞれの三角形のポリゴンを高速で塗り潰して立体感を表現する『グーロー補間』のアルゴリズムも進歩している。

posted by ESDV Words Labo at 16:51 | TrackBack(0) | ほ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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