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2013年07月25日

[マネジメント(management)と経営管理論(business management):『人・モノ・カネ・情報』の適正配分による目標達成]

マネジメント(management)と経営管理論(business management):『人・モノ・カネ・情報』の適正配分による目標達成

マネジメント(マネージメント,management)とは、目的を明確化して達成するために必要な要素・方法を分析して、『人・モノ・カネ・情報』の経営資源を総合的かつ効果的に配置して活用することである。マネジメントには『経営・管理・管理職』といった複数の意味があるが、日本ではマネージャーという用語があるように『組織内の人材管理・人材育成(人材教育の支援)』といった特定の意味合いでマネジメントという言葉が用いられることもある。

経営学を構成する一分野である『経営管理論(business management)』は、工場経営(製造業)における科学的管理法を提唱して経営学の父とも呼ばれたフレデリック・テイラー (Frederick Winslow Taylor, 1856〜1915)の理論から始まったとされる。経営管理論をアカデミックな学問の一分野として確立したのは、『管理原則(管理過程論)の父』と呼ばれるアンリ・ファヨール(Henri Fayol, 1841〜1925)であり、ファヨールは経営管理を『計画・組織・指揮調整・統制』の5要素から構成されていると定義した。

マネジメントとは、企業・組織の管理運営を通した目的達成(人材成長・利益獲得)のための実践的な資源配分と人材活用であり、企業・組織の各種資源を最も効果的に用いることで目的の達成をしやすくするための学問を『経営管理論』と呼んでいるのである。経営管理を企業内(組織内)で実際に担当しているのは、取締役社長・最高経営責任者(CEO)をトップとする『管理職』であって、社長・CEOの下には常務専務・本部長・部長・課長・係長といった『管理職のヒエラルキー(上位者が下位者に指示を出す代わりに責任を取る階層構造)』が築かれている組織が多くなっている。

現代のマネジメントは企業経営が大規模化(多角化)・複雑化したり、事業活動に必要な職種の専門性が高まったりした影響で『専門化・細分化』が進んでおり、人材を調達・配置・活用する『人事労務管理部門』や企業財政(資金の収支)を適切に管理したり資金調達したりする『財務管理部門』などに分かれてきている。

現代のマネジメントで最も重視されているのが、『人的諸力(人材の適性・能力・意欲・専門性)の調達・教育・配置・活用』を目的とする人材マネジメントやリストラクチャリングである。即ち、経営資源として最大の武器にもなりコストにもなる人材を、どのように有効活用して能力を開発していくかという部分に、経営者の手腕と倫理観が問われるようになっているのである。

マネジメントの経営管理とは、人間に働きかけて協働的な活動を発展させ、各種の経営資源の転換効率・環境適応能力・創造性・成長性を高めることで、企業の目的(利潤増大・人材の幸福)を実現しようとする活動であり、マネジメントは常に『個人の能力の総和以上の生産性』の達成を目指さなければならない。古来からあるトップのリーダーシップと比較すると、マネジメントは『科学的な管理理論・合理的な適正配分の理論・システマティックな効率性の理論』という特徴を持っている。マネジメントは、カリスマ性や努力(根性)を第一として客観的データやシステムの有効性を軽視するところがある『精神論(思考・根拠を伴わない一か八かの実践論)』の対極にあるものである。



posted by ESDV Words Labo at 02:18 | TrackBack(0) | ま:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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