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2013年10月03日

[メンタリング(mentoring)]

メンタリング(mentoring)

メンタリング(mentoring)は、メンタルヘルスなどの『メンタル(mental,精神的な)』という言葉に発音が似ているが、英単語のスペルが違うように全く異なる意味をもった概念である。メンタリング(mentoring)というのは、『メンター(mentor,精神的な師・手本となる先生)』に関係した教育心理学分野の言葉であり、尊敬と好意(親密さ)を持てるようなメンターとのコミュニケーションによって『効果的な教育活動』を促進しようとするものである。

カウンセリング(NLP)や自己啓発の分野では、優れた能力や成熟した人格を持つ人物を『メンター(mentor)』という師匠・先生の役割に設定して、メンターから教えを受ける弟子・生徒役の人物を『メンティ(mentee)』と呼ぶことがある。メンターとメンティの関係は一般的な先生と生徒(学生)、カウンセラーとクライエントとはまた異なっていて、メンターとメンティは『独特の精神的な結びつき(尊敬・憧れ・優しさ)』に基づく『親しみのある師弟関係』といった雰囲気を持っている。

メンターとメンティの関係性は、基本的にはお互いの存在と人格の価値を認め合う『師弟関係』なのだが、師匠と弟子とはいってもそこには『厳格な上下関係(力関係)の違い・師匠の指示や命令による弟子の統制』などがあるわけではない。『ロールモデル(理想的な役割・生き方のモデル)としての師匠』に対して自発的に弟子が学ぼうとする姿勢を示しているのが原則であり、『師匠と弟子の相互的な自発性・積極性』がなければ二人の関係は必然的に解消してしまうことになる。

教育心理学の分野で一時期注目されたメンタリングは、ネブラスカ大学のR.D.ブラウンによって提唱されたものであり、『ロールモデルとなる先生の授業・教え・アドバイス』から生徒が自発的に学ぼうとする仕組みのことである。相互的かつ自発的なメンターとメンティの信頼関係(尊敬と学びの関係性)を、学校の教師と生徒の関係性にも転換していくというのがメンタリングである。つまり、メンタリングとは『カウンセリング的・自己啓発的な教育方法(ロールモデルの先生が生徒の自発的な学習意欲を引き出せる教育方法)』としての潜在価値(ポテンシャル)を持った教育理念なのである。



posted by ESDV Words Labo at 15:38 | TrackBack(0) | め:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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