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2014年01月02日

[交流分析のラケット(racket)]

交流分析のラケット(racket)

エリック・バーンが創始した交流分析では、人間は他者から『感情(気持ち)のこもった刺激』を受けたい本能を持っているという前提があり、何も話さずに無視をされるくらいなら『ネガティブな感情(悪口・批判・非難・侮辱)』であっても、それを受けたほうがマシだと判断する人もいる。

交流分析では他者からの感情(気持ち)のこもった刺激のことを『ストローク(stroke)』と呼んでいるが、ストロークには肯定的感情のこもった『正のストローク』と否定的感情のこもった『負のストローク』とがある。ラケット(racket)とは、不快で嫌な気持ちにさせられる『負のストローク』のことである。

人間は孤独な心理状態の時には、無視をされるよりも他者からの刺激を得たいと思う欲求が強くなるので、このラケット(負のストローク)をやり取りする『ゲーム(game)』にはまり込むリスクが高くなるのである。交流分析でいうゲームとは、相手を利用したり攻撃しようとしたりするための非生産的なコミュニケーションのことであり、ゲームが終わった後には特有の『不快な感覚・嫌な感じ・脱力する徒労感・相手へのイライラや不満』が残ることになる。

ラケットの起源は、幼少期の親子関係における『親からの禁止令』『ネガティブな内容のメッセージ』にあると考えられている。交流分析のエゴグラムを開発したR.L.グールディング(R.L.Goulding)は、ラケットは『幼少期の心的外傷の体験を反復しようとする衝動(同じような嫌な気分を反復してその傷つきを薄めようとする衝動)』によって、ゲームという形式の中で不毛に繰り返されるとした。



posted by ESDV Words Labo at 17:47 | TrackBack(0) | ら:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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