ウェブとブログの検索

カスタム検索





2014年01月02日

[アドラー心理学のライフスタイル(life style)]

アドラー心理学のライフスタイル(life style)

一般的にいう『ライフスタイル』は、その人の価値観や信念体系に根ざした生き方や行動様式、人間関係の特徴(癖)のことを意味しているが、アルフレッド・アドラーが創設したアドラー心理学におけるライフスタイルは、『個人の性格傾向・性格構造』のことを指す。

A.アドラーは『広義のライフスタイル』として、その人に特有の生き方や人間関係の持ち方の特徴、その人の実際の行動によって示される人生観や価値観を上げている。それに対する『狭義のライフスタイル』とは、その人が定める人生目標とその人生目標を達成するための無意識的な戦略・信念・判断のことである。

アドラー心理学では狭義のライフスタイルを『その個人の人生の設計図・青写真』と解釈するが、狭義のライフスタイルにはまず自分がどのような人生を生きていきたいのかという人生目標の設定がある。そして、その目標を達成するためにどのような選択や判断をすれば良いのかという、『無意識的な戦略性』がライフスタイルの中に織り込まれているのである。

A.アドラーは自身の個人心理学の文脈でライフスタイルを考案しているので、このライフスタイルはそれ以上小さな構成要素へと分割・分解することはできないとされているが、アドラーはライフスタイルを分かりやすく説明するために以下の3つの部分に分類している。

1.自己概念……自分はどのような人間なのかということについての自己認識(自己定義)であり、『私は〜である』という文によって表現される。

2.自己理想……自分の理想像や価値観に基づいている理想化された自己認識(自己定義)であり、『私は〜になりたい・私は〜であるべきだ』という文によって表現される。

3.世界像……自分の生きている世界や社会に対する基本認識で、『この世界(社会)は自分にとって〜の意味や価値を持つ』という文によって表現される。

アドラー心理学のライフスタイルを分析する簡易型心理テストでは、以下の5つの要素に分類してライフスタイルのバランスを考えている。

1.成育史(成育歴)……過去の親子関係や兄弟姉妹関係、重要なエピソードの記憶などを中心にした自分の過去の履歴。

2.幼少期の記憶……幼少期に経験した現在の自分にとっても重要な意味(価値)を持つ出来事の思い出・記憶。自分の生存や尊厳を脅かされるようなトラウマ(心的外傷)に関する記憶も含んでいる。

3.特殊な診断的質問……精神分析家が個別に判断するそのクライアントにとって特別に必要と思われる過去のエピソードに対する質問。

4.夢……クライアントの見た夢の内容・物語・人間関係とその無意識的感情・欲求に対する解釈。

5.心理テスト……TAT(主題統覚検査)や質問紙をはじめとする心理学的根拠を持つ別の心理テストの実施。



posted by ESDV Words Labo at 17:49 | TrackBack(0) | あ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。