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2015年01月24日

[精神医学の治療関係論と『固着‐退行』『転移』の自我防衛機制の働き]

精神医学の治療関係論と『固着‐退行』『転移』の自我防衛機制の働き

精神医療の対人関係論における治療関係というものも、『原始的・退行的・情緒的な要素を持つ非言語的コミュニケーション』が起こりやすい関係であり、精神分析の用語でいう『転移(transference)・逆転移(counter-transference)』に対する専門的な対応が求められる場面があるのである。

精神医学の治療関係論・対人関係論の視点2:M.マーラーやM.クラインの早期発達論との相関

精神医学の治療関係論・対人関係論の視点3:乳幼児期のコミュニケーション形態の影響

精神医療や心理療法(カウンセリング)の治療関係は、『客観的・外部的(社会的)な人間関係』に留まるものではなく、『主観的・内面的(心理的)な人間関係やその認知・感情の作用』をも広範に含んだものになりやすい。

クライエントが主観的な内面世界において、心理臨床家(カウンセラー)をどのように認知して評価しているのか、『過去の重要な人物に対する強い感情』を現在のカウンセラーや他の関係者に向け変えていないか、過度の固着・退行によって病的な精神状態が発生していないかなどについても、心理療法やカウンセリングの心理面接では考えて対応していかなければならないということである。

精神的な病理や心理的な困難、過去のトラウマを抱えている人は、一般の人よりも『固着‐退行・転移』を起こしやすいのだが、それは乳幼児期の親子関係を通して形成された『父親像・母親像の歪みや偏り』が、大人になってからも対人的な認知や自己イメージのあり方に少なからぬ影響を与えているからである。

親をはじめとする『過去の重要な人物に向けられていた強烈な感情』が、『現在の親しい人間関係』に向け変えられる『転移』という精神分析(心理臨床全般)に特有の心理機制が、『内的な対象関係の特徴(あるいは内的な対象関係が現在の人間関係に悪影響を与えるという問題点)』を生み出しているのである。



posted by ESDV Words Labo at 01:14 | TrackBack(0) | せ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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