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2015年02月26日

[N.ゲシュヴィント(N.Geschwind)の離断症候群]

N.ゲシュヴィント(N.Geschwind)の離断症候群

脳の局在説を補強する理論としては、N.ゲシュヴィント(N.Geschwind)『離断症候群理論』があり、ゲシュヴィントは一定の心身機能を担当している中枢の間を結んでいる“連絡網”が障害・離断(切断)することによって、様々な精神医学的・神経心理学的な症状が発生するということを立証した。

P.マリー(P.Marie)とH.ヘッド(H.Head)の神経心理学的な非局在説(全体説)

最も分かりやすい離断症候群としては、脳の左半球(左脳)と右半球(右脳)をつないでいる脳梁(のうりょう)が切断された『分割脳(スペリー&ガザニガの分割脳実験)』のような状態で起こる神経心理学的症状(左手で触っている物の名前や特徴について言語化することができない)がある。

左手で触っている物の触覚情報はまず“右半球(右脳)”へと入力されるのだが、右半球(右脳)は言語機能が乏しい“非言語性半球”なので、それだけでは物の名前や特徴を言語化して伝えることができない。

普通であれば、両半球を接続している脳梁を通ることで、右半球(非言語性半球)から左半球(言語性半球)へと触覚情報が伝達されることでその物の名前・特徴を言語化することができるのだが、脳梁が切断(離断)されている分割脳だと触覚情報が言語性の左半球へと伝わらないので、触っている物の名前について話すことができないのである。



posted by ESDV Words Labo at 15:49 | TrackBack(0) | け:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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