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2015年03月29日

[DSM-W-TRで適応障害(適応水準)を判定する“GAF尺度(全体的評定尺度)”]

DSM-W-TRで適応障害(適応水準)を判定する“GAF尺度(全体的評定尺度)”

精神的な健康と病気という1つの仮想的な連続体に沿って、心理的、社会的、職業的能力を考慮していく。しかし、身体的・環境的な制約による機能の障害は含めないようにすること。最高度の適応水準を“100”、最低度の適応水準を“1”として判定する。

100〜91:広範囲の行動にわたって最高に機能しており、生活上の問題で手に負えないものは何もなく、その人の多数の長所があるために他の人々からも期待されて求められている。各種の病的な症状が何もない。

90〜81:症状が全くないか、ほんの少しだけ(試験前の軽い不安など)ある。すべての面で高い機能を発揮しており、広範囲の活動に興味を持って参加し、社交的な交流ができ、日々の生活に概ね満足している。日々のありふれた問題や心配事以上の悩みがない。

80〜71:症状があったとしても、心理的社会的ストレスに対する一過性の症状として予期される範囲内の反応(恋人と喧嘩した後の仕事能力の低下など)である。社会的・職業的または学校生活上の機能にごくわずかな障害(仕事で軽いミスをする・学業でちょっとしたつまずきを経験するなどでその後に不適応状態にまで陥らない)以上のものはない。

70〜61:いくつかの軽い症状(軽い抑うつ感・不安感・睡眠障害・イライラなど)がある。または社会的・職業的または学校生活上の機能にいくらかの困難がある(会社の勤怠が少し悪い・学校をさぼったりすることもある・家庭内でちょっとした不和や反発があるなど)が、全般的には機能はかなり良好なもので、有意義な対人関係もかなりある。

60〜51:中等度の症状(感情の鈍麻・会話のまとまりが悪い・抑うつで行動に多少の支障がある・特定状況でパニック発作を起こすなど)がある。または社会的・職業的または学校生活上の機能に中等度の困難(友達が極端に少なく悩んでいる・職場の人間関係が険悪である・我慢がなく仕事が長く続かないなど)がある。

50〜41:重大な症状(犯罪傾向・重度の抑うつや自殺念慮・重症の強迫行為など)がある。または社会的・職業的または学校生活上の機能において何か重大な困難(友達がまったくおらず苦しんでいる・社会的な能力が殆どない・症状や短気で仕事が全く続かないなど)がある。

40〜31:現実吟味や意思伝達能力にいくらかの欠陥(論理的な会話が通じにくい・現実感覚が希薄・他者との関係の持ち方が歪んでいるなど)がある。または仕事や学校、家族関係、思考・判断力、気分など多くの面での粗暴・粗大な欠陥(抑うつ感が重度で家族や友達とも関われない・子供の家庭内暴力・配偶者のDVなど)がある。

30〜21:行動は妄想や幻覚に相当影響されている、または意思伝達か判断に粗大な欠陥がある(論理的な会話が不可能に近く支離滅裂・判断基準が被害妄想的・自殺念慮に囚われるなど)。またはほとんど全ての面で機能することができない。

20〜11:自己または他者を傷つける可能性がかなりあるか(自殺企図・興奮や錯乱・暴力傾向など)、または時には最低限の身辺の清潔維持(洗面や入浴・排泄・着替えなどの自己管理の困難や能力低下)ができない。または意思伝達に粗大かつ重篤な欠陥がある。

10〜1:自己または他者をひどく傷つける危険な状態(何度も自殺をほのめかして実行したり、いつも怒ったり錯乱していて暴力を振るったりするなど)が続いている。または最低限の身辺の清潔維持が持続的に不可能となり、または死をはっきり予測した上での重大な自殺行為が見られる。

0:情報不十分な状態

posted by ESDV Words Labo at 04:10 | TrackBack(0) | て:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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