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2015年05月21日

[境界性パーソナリティー障害(BPD)の人に見られる各種の特徴と合併しやすい障害]

境界性パーソナリティー障害(BPD)の人に見られる各種の特徴と合併しやすい障害

境界性パーソナリティー障害(BPD)の“女性の多さ・有病率・経過予後”などの特徴

境界性パーソナリティー障害(BPD)の人に見られやすい特徴と合併しやすい障害には以下のようなものがある。

1.上手くいっている人間関係をわざと相手の気持ちを試すような行為(=試し行動)でダメにしたり、順調にできていた仕事を敢えて自己都合で退職したり、卒業を目前に控えた学校を退学してしまったりする。自分で自分の人生の目標や楽しみを台無しにしてダメにしてしまうような『試し行為・自己破壊的衝動』が見られやすい。

2.人間との対人関係よりも、ペット・財物・ぬいぐるみといった『非人間の愛着対象(移行対象)』を異常に大切にして過度に依存してしまうことがある。生身の人間から裏切られたい見捨てられたりする不安があまりに強いために、初めから他者(人間)と必要以上に親しい関係になろうとはせず、情緒的交流を敢えて回避して孤立する傾向が見られることがある。

3.境界性パーソナリティー障害(BPD)が、うつ病(気分障害)や各種の依存症(嗜癖)とオーバラップする時には、自傷行為・自殺企図のリスクが有意に高まり、『平均寿命に対する早すぎる死(若死に)』の原因にもなる。自傷行為はクライシス・コールのための脅しや見せかけのものだけではなく、深刻な自己否定感や見捨てられ感、無価値感がある時には、その後の生活に支障を来すほどの身体的な後遺症(神経損傷・知覚麻痺など)を引き起こしてしまうこともある。

4.感情・気分の不安定性や衝動性の激しさ、気まぐれ・興味関心の変化の速さなどから、仕事や学業が長続きせず、親密な人間関係も長続きしにくい傾向が見られる。その結果、失業率・離婚率が高くなりやすく、高等教育を受けられる知能指数や成績があっても自らその機会を放棄しやすい。

5.過去の幼少期(発達早期)に親子関係の中で受けた深刻なトラウマが、BPDの根本原因になっていることがある。例えば、親からの身体的・精神的・性的な児童虐待、発達早期からのネグレクト(育児放棄)や無視、親の過度の不仲や離婚、発達早期に親と死別・離別する経験などが、BPDの性格特性を形成する一要因になっているケースがある。

6.強烈なストレス状況に直面した時には、『幻覚・関連妄想・自己イメージの障害』といった精神病水準に近い症状を示すことがある。

7.BPDとオーバーラップ(合併)しやすい心身の障害としては、『うつ病(気分障害)・双極性障害(躁うつ病)・物質嗜癖・摂食障害(過食症・拒食症)・PTSD(心的外傷後ストレス障害)・ADHD(注意欠如・多動性障害)』などがある。

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posted by ESDV Words Labo at 16:08 | TrackBack(0) | き:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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