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2015年06月04日

[パーソナリティー・ディメンジョンに基づく人格特性の理解:P.T.コスタとR.R.マクレーの5因子モデル]

パーソナリティー・ディメンジョンに基づく人格特性の理解:P.T.コスタとR.R.マクレーの5因子モデル

ディメンジョン分類に基づく人格理論(人格分類)を、『パーソナリティー・ディメンジョン(personality dimension)』と呼ぶことがある。類型的(タイプ的)に精神疾患やパーソナリティー障害を分類する『カテゴリー分類(範疇的分類)』に対して、定量的な数値(パーセンタイル)でその精神疾患やパーソナリティー障害の水準を分類する方法を『ディメンジョン分類(次元的分類)』と呼んでいる。

DSM-W-TRのパーソナリティー障害(人格障害)の分類とディメンジョン分類

パーソナリティー・ディメンジョンとは、正常な精神状態・性格傾向と各種の精神障害やパーソナリティー障害が完全に異なるものではなく(それらの間に正常と異常の分かりやすい明確な境界線があるわけではなく)、一つながりの連続線上にあるという『自閉症スペクトラム』のような考え方の理論である。

ディメンジョン(次元的)分類は、コンピューターを用いたデータの高速処理や定量的研究に適した方法論だが、人間のパーソナリティー構造や各種の性格特性を網羅的かつ合理的に数値化して解析する方法論は未だ確立しているとは言い難い状況にある。ディメンジョン分類を採用しているDSM-5でも、パーソナリティー障害に対するディメンジョン分類は部分的・実験的な導入目標のレベルに留まっている。

心理学者・精神科医が提唱しているディメンジョン分類に基づくパーソナリティー理論(性格理論)としては、P.T.コスタ(P.T.Costa)R.R.マクレー(R.R.McCrae)『5因子モデル』がある。P.T.コスタとR.R.マクレーが指摘しているパーソナリティー特性の5因子とは、『神経質』『外向性』『開拓性』『愛想の良さ』『誠実さ』である。

精神科医のC.R.クロニンジャー(C.R.Cloninger)も、『新奇性追求』『損害回避』『報酬依存』『固執』の先天的気質の4因子と『自己志向』『協調性』『自己超越』の後天的な性格傾向の3因子とを組み合わせた『7因子モデル』を考案している。

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posted by ESDV Words Labo at 22:48 | TrackBack(0) | は:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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