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2015年08月22日

[アルコール依存症のCAGEスクリーニング・テストとICD-10の診断基準]

アルコール依存症のCAGEスクリーニング・テストとICD-10の診断基準

アルコール依存症とは、依存性・耐性のあるアルコール(酒類)を過剰に摂取してしまうと同時に、アルコールを摂取したいという衝動・欲求を自分の意志では制御できない疾患で、結果として心身の健康を害するだけではなく社会的・職業的・対人関係的な支障が生じてしまう。

アルコール依存症の背景には、『生物学的要因(遺伝)・心理的要因(依存・逃避)・社会文化的要因(飲酒行為に対する寛容さ)』などが複雑に絡み合っている。この項目では、アルコール依存症をスクリーニングするための『CAGEスクリーニング』『ICD-10の診断基準』について以下に示す。

CAGEスクリーニング

1.あなたは、自分の酒量を減らさなければならない(Cut Down)と感じたことがありますか?

2.あなたは、誰か他の人に自分の飲酒について批判され、うるさいなと感じたこと(Annoyed)がありますか?

3.あなたは、自分の飲酒について良くないと感じたり、罪悪感(Guilty)を持ったことがありますか?

4.あなたは、神経を落ち着かせるため、または二日酔いを治すために、朝まっさきに飲酒したこと(Eye-opener)がありますか?

“CAGE”というのは、上記の英語の頭文字を連ねてできた言葉である。上記4問のうちで2問に『はい』と答えた場合に、アルコール依存症の疑いが十分にあると見なされる。

アルコール依存症のICD-10の診断基準

過去1年以内に、上記の項目のうちで3項目かそれ以上を経験したか、そのエピソードを呈したことがあればアルコール依存症の確定診断とする。

1.飲酒に強い渇望あるいは強迫感を感じたことがある。

2.飲酒の開始、終結、あるいは飲酒レベルをコントロールするにあたって困難を経験したことがある。

3.アルコール使用を止めたり減量したりした際の生理的離脱状態の出現がある。具体的には、アルコール離脱症状の出現、あるいは離脱症状の緩和、離脱症状を阻止するためのアルコール使用。

4.耐性の出現。

5.飲酒自体が原因で、アルコールの確保あるいは飲酒の影響からの回復に時間が取られて、他の喜び・趣味が段々と無視されていく。

6.明らかに有害な結末が出現しているのに、依然としてアルコールの継続使用がある。有害な結末の例として、過度のアルコール使用による肝臓障害、アルコール使用の結果として生じたうつ状態、認知機能の障害が見られる。これらは本人がこれらの障害の性質及び範囲を承知しているのにも関わらず、飲酒を継続的に行っているということである。

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posted by ESDV Words Labo at 22:27 | TrackBack(0) | あ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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