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2015年10月03日

[DSM-W-TRにおいて“乳幼児期・児童期(小児期)・青年期”に初めて診断される精神障害]

DSM-W-TRにおいて“乳幼児期・児童期(小児期)・青年期”に初めて診断される精神障害

アメリカ精神医学会(APA)が編纂したDSM-W-TRで、“乳幼児期・児童期(小児期)・青年期”に初めて診断される精神障害には以下のような種類があります。それらの精神障害には、広汎性発達障害(PDD)、知的障害(精神遅滞)、不安性障害(社会不安)、行動の障害、依存症(習癖)などが含まれています。

DSM-W-TRによる子供の精神障害・知的障害(精神遅滞)

精神遅滞(第2軸の知的障害に相当)

軽度精神遅滞・中等度精神遅滞・重度精神遅滞・最重度精神遅滞・重症度が特定不能な精神遅滞

IQ(知能指数)と最終発達年齢による精神遅滞の分類

軽度精神遅滞……IQは50〜70・最終発達年齢は小学生並みの水準・初歩的な教科(読み書き計算)の教育効果に期待ができる・精神遅滞全体の約85%

中等度精神遅滞……IQは35〜49・最終発達年齢は小学校就学前の水準・基本行動の訓練効果に期待ができる・精神遅滞全体の約10%

重度精神遅滞……IQは20〜34・最終発達年齢は2〜4歳程度・自立的行動はできず保護が必要である・精神遅滞全体の約3〜4%

精神遅滞……IQは0〜19・最終発達年齢は0〜2歳程度・保護による生命と生活の維持が中心である・精神遅滞全体の約1〜2%

学習障害

読字障害・算数障害・書字表出障害・特定不能の学習障害

コミュニケーション障害

表出性言語障害・受容‐表出混合性言語障害・音韻障害・吃音症・特定不能のコミュニケーション障害

運動能力障害

発達性協調運動障害

広汎性発達障害

自閉性障害・レット障害・小児期崩壊性障害・アスペルガー障害・特定不能の広汎性発達障害(非定型自閉症を含む)

注意欠陥および破壊的行動障害

注意欠陥・多動性障害(ADHD),行為障害,反抗挑戦性障害,特定不能の破壊的行動障害

幼児期または小児期の哺育(ほいく)・摂食障害

異食症・反芻性障害・幼児期または小児期早期の哺育障害

チック障害

トゥレット障害(ジルドレ・トゥレット症候群)・慢性運動性または音声チック障害・一過性チック障害・特定不能のチック障害

排泄障害

遺糞症・遺尿症

幼児期・小児期・青年期のその他の障害

分離不安障害・選択性緘黙・幼児期または小児期早期の反応性愛着障害・常同運動障害,特定不能の幼児期・小児期・青年期の障害

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posted by ESDV Words Labo at 09:20 | TrackBack(0) | せ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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