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2015年11月09日

[小食と拒食症・異食症:乳幼児期の摂食・排泄の障害1]

小食と拒食症・異食症:乳幼児期の摂食・排泄の障害1

乳幼児期・児童期の食欲や食行動は不安定であり、『心理的・生理的な変化』の影響を受けやすいので、心理的な不安や生理的な内的要因でいつもより食が細くなってあまり食べなくなる『小食』が起こることがある。

小食の多くは病気ではないが、『心理的な不安・緊張がストレスになっていないか』や『内科的な疾患(内臓器官の異常)の影響がないか』ということには一定の配慮をする必要がある。

しかし、一過性の生理的な小食を親が不安に思いすぎて、子供に無理に食事を取らせようとして頑張りすぎるのは逆効果であり、基本的には『食べたい時に食べられるようにしておく・食べることを無理矢理に強制せずにお腹が空いた時に食べさせてあげる』というリラックスした心持ちで接した方が、子供の食欲・食行動も回復しやすくなる。

生理的・心理的な小食の状態がある時に、『絶対に食べないといけないというプレッシャー』や『強制的にでも食べさせるという強行策の対応』を取ると、小食の状態が更に悪化して神経症的な『拒食症』に移行してしまうケースもある。

乳幼児期の拒食症の多くは、一時的な強いストレスや不安感(分離不安も含め)、プレッシャーなどが原因になっている。だから、養育者(親)が優しく共感的に接して上げたりスキンシップを取ったりしながら、食べたい時に食べればいいよといった受容的な態度で臨むことによって自然に改善していくことが多い。

『異食症』というのは、『食べ物以外のもの(おもちゃ・お金・紙類・雑貨等)』を食べてしまう症状のことであり、3歳未満の小さな乳幼児には比較的多く見られる症状の一つである。小さな乳幼児に見られる異食症は、自然に軽快・消失していくことが殆どなのであまり深刻に心配する必要はない。

単純に、0〜2歳くらいまでの発達年齢では、『食べ物と食べ物ではないモノを区別する認知能力・経験』が不足しているために、異食症が起こりやすいと考えられている。一方、ある程度の認知能力を獲得して食行動の経験も増えてくる“3歳児以降”にもわざとではない頻繁な異食行動が見られる場合には、『心身・知能の発達プロセスの障害』を考えてみる必要が出てくる。

脳の中枢神経系の発達障害あるいは知的障害(精神遅滞)によって異食症の問題が生じることもあるからである。児童虐待などの極端に強いストレスや何も食べていない飢餓状態によっても異食症が誘発されるケースもあるので、子供の成育環境や親子関係がどういったものであるかも合わせて考えなければならない。

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posted by ESDV Words Labo at 00:04 | TrackBack(0) | き:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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