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2016年01月08日

[スクールカウンセラー(SC)とは何か?1:スクールカウンセリング事業の歴史と学校心理士]

スクールカウンセラー(SC)とは何か?1:スクールカウンセリング事業の歴史と学校心理士

日本における『スクールカウンセラー制度』の歴史は、平成6年(1994年)に旧文部省(現文部科学省)が学校教育で起こっていた『いじめ・不登校・自殺』などの問題に対応するために、スクールカウンセリングを研究委託事業として予算請求(概算要求)したことから始まった。

スクールカウンセリングの予算に基づいて平成7年(1995年)から、公立中学校をはじめとする全国の公立学校へのスクールカウンセラー配置が始まり、現在では公立の小学校・高等学校にもスクールカウンセラーが派遣されていることが多い。現在のスクールカウンセリング事業の予算は、国と地方自治体(都道府県)がそれぞれ半分ずつ負担することになっており、スクールカウンセラーの募集要項・必要資格は各自治体によって異なっている。

平成7年当初、『日本心理臨床学会(当時・河合隼雄理事長)・日本臨床心理士資格認定協会(当時・木田宏会頭,大塚義孝専務理事)・日本臨床心理士会(当時・河合隼雄会長,乾吉佑副会長)』の三団体が合同して、日本心理臨床学会の村山正治常任理事が代表を務めるワーキンググループが結成された。

スクールカウンセリング(school counseling)は、ただ悩みや不安を聴いてアドバイスするだけの心理相談ではなく、実際に行われている相談内容・技法は様々であるが、形式として専門的な心理臨床行為とされている。

専門的な心理臨床行為であることを示すために、スクールカウンセラーには『学校臨床心理士』という新たな専門職的な用語(スクールカウンセラー自体には特別な資格・免許が法的に求められているわけではない)も制定されることになった。学校臨床心理士という呼称は法的根拠に基づくものではないが、日本臨床心理学会がそう呼ぶ時には概ねスクールカウンセラー(SC)のことを指している。

学校心理士認定運営機構が認定する類似の民間認定資格として『学校心理士』というものもある。

スクールカウンセラーとなる学校心理士の基本的な役割は、学校生活における様々な心理的・対人的・適応的な問題について、『心理アセスメント+カウンセリング+コンサルテーション+精神医療・精神保健福祉制度への紹介』などを行うことである。

子供(児童生徒)や子供を取り巻く保護者・教師・学校に対して、『臨床心理学・学校心理学・異常心理学・心理アセスメント』などの専門的知識・技能を活用しながら、『心理的援助・教育的支援』を行っていくのである。2011年度には、学校心理士の訓練・育成を担う上位資格となる『学校心理士スーパーバイザー(CSP-SV)』という資格も制定されている。

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posted by ESDV Words Labo at 04:50 | TrackBack(0) | す:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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