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2017年07月31日

[精神分析で評価される“外的な対人関係”と“内的な対象関係”2:過去の対象関係・トラウマの影響の意識化]

精神分析で評価される“外的な対人関係”と“内的な対象関係”2:過去の対象関係・トラウマの影響の意識化

精神分析的面接を受けることの意味は、『現在の対人関係(親子・夫婦・恋人・友達との実際の対人関係)』に間接的な影響を与え続けている『(過去の重要な対人関係が原型となった)内的な対象関係のパターン』を理解して肯定的に変えることである。

精神分析で評価される外的な対人関係と内的な対象関係1:転移感情

繰り返される好ましくない『内的な対象関係のパターン』がどんなものであるかを的確に把握して、その原型となっている『トラウマティックな家族関係・親子関係』を言語化(意識化)して受容していく心の仕事も含まれている。

『外的な実際の対人関係』『内的な表象(イメージ)の対象関係』の質・水準を評価して、外的な対人関係において繰り返される内的な対象関係とその根本にある『過去の原型的な親子関係(あるいは過去の重要な人間関係の絡むトラウマ記憶)』を明らかにしていくのである。

精神分析や精神分析的面接では、過去の対象関係や無意識的な葛藤・欲求を意識化(言語化)していくがその内容には以下のようなものがある。

○サディズムやマゾヒズムに基づく対人関係の結びつきがあるか。

○自立と依存(分離不安)を巡る葛藤を繰り返しているか。

○内的な対象恒常性が形成されて、対人関係や精神状態が安定しているか。

○好意を持つ対象が離れた時に、分離不安のようなものをまだ感じるか。

○好意を持つ対象が離れた時に、見捨てられ不安や抑うつ感が生起するか。

○原始的防衛機制である『分裂(スプリット)』が働いて、一人の人間の中に良い部分もあれば悪い部分もあるという現実を認識できなくなっているか。

○自己と他者(対象)との関係において、愛情と憎悪のアンビバレント(両価性)があるか。

○他者(対象)に対する憎悪感情に対して、罪悪感・償いを感じて成熟した対象関係を持てるようになっているか。

○自己と他者との境界線がしっかりと引けているか、他者が自分の思い通りにならなくても混乱しないか。

○自己愛パーソナリティーや強迫性パーソナリティーに見られる『他者の道具化』がないか。

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posted by ESDV Words Labo at 04:54 | TrackBack(0) | せ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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