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2006年09月04日

[ユング心理学の元型(archetype):永遠の少年(プエル・エテルヌス, puer eternus)]

ユング心理学の元型(archetype):永遠の少年(プエル・エテルヌス, puer eternus)

ユング心理学では、人類全体に共通する無意識の領域として『普遍的無意識・集合無意識(collective unconsciousness)』を定義するが、その普遍的無意識の象徴的内容及び情動的なイメージが元型(archetype)である。ユングが考えた元型には、グレートマザー(great mother, 太母)、オールドワイズマン(old wiseman, 老賢者)、シャドウ、トリックスター、セルフ、アニマ、アニムスなど様々な種類があるが、『永遠の少年(プエル・エテルヌス, puer eternus)』も普遍的無意識領域から浮かび上がってくる元型の表象(イメージ)の一つである。

永遠の少年(プエル・エテルヌス, puer eternus)は、瑞々しい美しい身体と清浄で穢れのない精神を持っていて、その若々しいエネルギーと形態を永遠に保持している元型である。永遠の少年の元型(アーキタイプ)は、古代世界の神話や伝説、民話、お伽話にも繰り返し出現していて、日本では桃太郎や金太郎、一寸法師などのお伽話のヒーロー(英雄)も加齢現象による老化を示さない元型である。『永遠の少年』としての特徴をもった永遠の美しさと清らかさを持った少年少女は、絵画や彫刻など芸術作品の題材となることも少なくない。

古代のギリシア世界で、予言や弓矢、音楽など文化的活動を司る太陽神アポロンは青年神として、永続的に若々しく逞しい肉体を維持しており、アポロンの双子の妹で狩猟と弓矢を司る月の女神アルテミスも、永遠の神聖な美しさを保証された処女神である。豊饒とブドウ酒、恍惚・陶酔の神とされアポロンと対照的な情動的で奔放な神と言われるディオニュソスも、比類ない美貌と圧倒的な魅惑の力を持った美青年として表現されることが多い。

古代ギリシア神話で世界を支配している神々の幾つかには、『永遠の少年』の元型としての特徴や性格を備えたものがある。年齢的には青年期をモデルとしているものが多いので、厳密には少年といえない部分もあるが、ギリシア神話の神々は『永遠の少年』のように若々しく美しい肉体と清浄で明晰な精神を永遠に維持していくのである。

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ラベル:ユング
posted by ESDV Words Labo at 22:46 | TrackBack(1) | え:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月22日

[エアロビクス(aerobics)と運動処方(prescribed exercise)]

エアロビクス(aerobics)と運動処方(prescribed exercise)

エアロビクス(aerobics)の語源は、英語の“aerobic(酸素の・有酸素の)”であり、エアロビクスとは体系的に構築された有酸素運動のことである。有酸素運動とは『持続的な全身運動』で、酸素を多く取り込んで多く消費するという特徴を持つ。エアロビクスは、1967年にアメリカ空軍の軍医であったケネス・H・クーパー(Kenneth H.Cooper)によって考案されたもので、持久力を必要とする体系化された有酸素運動プラグラムのことである。開発当初のエアロビクスの目的は、空軍兵士の呼吸器系や循環器系の機能を強化して、全般的な健康増進を図ることにあった。

持久力と忍耐力を必要とするエアロビクス(有酸素運動)は、脂肪の燃焼・分解を促進するダイエット効果が期待できるだけでなく、血管の中の血液の流れを活性化して心肺機能を高めてくれる。脂肪を燃焼させるダイエット効果を発現するための有酸素運動とは、急激に運動負荷を掛ける短時間の運動ではなく、ゆっくりと運動負荷を掛ける長時間の運動である。現在でもエアロビクスは、楽しく音楽に合わせて踊りながらダイエット効果や生活習慣病の予防効果が得られるプログラムとして人気が高い。

エアロビクスには、ダンス・サイクリング・水泳・ジョギングなど色々な種類の運動が用意されているが、自分の心肺機能や筋力、持久力に合わせて、適度な強度と時間で全身運動をしていくことが健康増進のために大切なことである。ジョギングやサイクリングであれば走る速度と時間を、自分の心拍数や呼吸数の状態を見ながら適切に調節していかなければならない。水泳の場合にも体力の限界まで泳ぎ続けるのではなく、自分のその日の体調や気分をモニタリングしながら、心地よい疲労感や運動負荷を感じる程度の水泳運動をするようにすると良い。

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posted by ESDV Words Labo at 12:52 | TrackBack(0) | え:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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