肥満(obesity)と健康2:症候性肥満の種類とBMI(Body Mass Index)
この記事は、[肥満(obesity)と健康1:メタボリックシンドロームと単純性肥満]の続きの内容となっています。何らかの基礎疾患が前提にあって発症する『症候性肥満』には以下のようなものがあり、病気のために肥満になっている場合には、まずその基礎疾患の治療を優先しなければならない。
視床下部性肥満……プラダー・ウィリー症候群,フレーリッヒ症候群,ローレンス・ムーン・ビードル症候群。
クッシング症候群……下垂体腺腫(クッシング病)や副腎疾患による副腎皮質ステロイド(糖質コルチコイド)の過剰分泌で、中心性肥満やムーンフェイス(満月様顔貌)を発症する。
甲状腺機能低下症……甲状腺機能の低下により代謝能(脂肪分解)が阻害されて肥満になる。
偽性副甲状腺機能低下症のIa,Ic型……カルシウム代謝過程の異常によってAHO体型といわれる『肥満・低身長・ムーンフェイス・中手骨や中足骨の短縮化)』などの肥満的体型が現れることがある。
女性疾患の多嚢胞性卵巣症候群 (PCOS)……多毛・にきび・低い声などの男性化症状が現れると同時に体型の肥満化を示すことがある。
薬剤性肥満……副腎皮質ホルモン剤(内服・外用のステロイド剤)の副作用などで肥満症状が出ることがある。
肥満か肥満でないかの判定方法は、一般的には標準体重より20%以上体重が超過した状態を肥満と認識したり、大まかな外見的なイメージで『太りすぎていると感じる体型』を肥満と指摘したりするが、医学的な肥満の判定方法としては『体格指数』を計算したり、皮下脂肪・内臓脂肪の厚み(腹囲)を測定したりすることになる。
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