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2006年04月22日

[アデノイド(adenoid vegetation)]

アデノイド(adenoid vegetation)

アデノイド(adenoid vegetation)とは、医学で耳鼻科領域に分類される咽頭扁桃の障害であり、喉と鼻の奥部にある「咽頭扁桃」というリンパ組織が肥大して障害を引きこしている状態のことを言います。

アデノイドは、咽頭扁桃が異常に肥大しているだけではアデノイドと診断されず、その肥大によって呼吸困難や耳の炎症などの障害を来たした場合にアデノイドと診断されます。正式には、アデノイドは『咽頭扁桃という組織の腺様増殖症、咽頭扁桃の増殖肥大により何らかの障害を起こしている場合』という定義がなされています。

アデノイドは、呼吸障害(鼻呼吸が不可能となり口呼吸になる)やいびき(就寝中の口呼吸)、慢性鼻炎、副鼻腔炎、滲出性中耳炎、中耳炎による難聴など実に多彩な耳鼻科領域の障害を引き起こす可能性があります。

生理学的な発達では、5歳頃に咽頭扁桃は最大となりますが、10歳頃には段階的に縮小していき、深刻な前期した身体疾患や睡眠障害、精神的影響がない限りは摘出手術は行いません。

アデノイドの多くは幼児期(3-5歳頃)に見られますが、成長と共に症状が軽快する症例が多く、小学校に入学する児童期以降に自然に咽頭扁桃が縮小する子どもが少なくありません。しかし、咽頭のリンパ組織が大きくなり過ぎるアデノイドが重症になると、耳鼻科領域の疾患だけでなく、鼻呼吸が障害されていびきをかくようになり睡眠障害や睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)が起きたりします。

アデノイドの精神的悪影響としては、注意力散漫や記憶力減退、情緒不安定などがあり、学校での勉強の効率が落ちてしまうこともありますので、アデノイドの状態が悪い時には外科的な摘出手術を行います。診療科としては耳鼻科が第一選択ですが、小児科でもアデノイドの診断や治療を行っているところが少なくありません。

大人の慢性的なアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などにアデノイドが関与している場合もありますので、耳鼻科領域の疾患と咽頭扁桃の肥大・炎症には有意な相関関係があると考えられます。

posted by ESDV Words Labo at 18:34 | TrackBack(0) | あ:心理学キーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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